「三十路祭り1986-87」で開催された「三十路コン」とは?
2017/02/08 00:02

三十路・・・そう、私まさに三十路ライフ真っ只中です。
半ばを過ぎて後半あと少しといったところです。
今回そんな三十路の私が、2017年1月29日に東京ビッグサイトで開催された
「三十路祭り1986-1987」の中での「三十路コン」をレポートします。
そういえば昔、人生の先輩方が言っていました・・・「35過ぎると身体にガタがくる」と。
当時は「んなわけないでしょ〜」と話し半分で聞いていたのが、今は身をもって体感しているという状況です。
残念なことに同じことを私が20代に言っても同じことが起きると思っています。
20代は「身体にガタがくるわけない」と思うはずです。
そう、これが俗に言う「世代のタイムリープ現象」です。
「三十路祭り」とは?
その「世代のタイムリープ現象」に背を向けて、現実を直視し、20代を終える自分たちに何ができるのか、
何をするべきなのかということを真剣に考えた三十路たちが
「社会的成人の節目である三十路を祝福!」
「向こう10年の三十路をどうする?」
「三十路をどう切り拓き、どう繋がって、どう進んでいくか!」
をテーマに大真面目に開催したイベントが「三十路祭り」なのです。
20歳には「成人式」があるように、30歳には「三十路祭り」を東京中心に定着させていこう
という「三十路による、三十路のための、三十路を祝う」祭典なのです。
そんな三十路を対象にしたお祭りで合コン、「三十路コン」が催されると思いきやそうではありません。
そもそも三十路祭りに参加が許されるのは「今年30代に突入する三十路一年生」のみなのです!
つまり「三十路コン」に参加できるのも「三十路一年生」だけです。
三十路祭りオフィシャルサイト:http://www.misoji-matsuri.com
とにかく同級生が一堂に会し、三十路の門出を祝うという三十路祭り。
運営陣も参加する豪華なゲスト陣も三十路中止なので、会場内でのルールに「敬語禁止」があったりします。
なんとも圧巻だったのは、2500人で乾杯!
乾杯の前に缶ビールが会場全体に配布され、あの心地よい音がする「プシュ」という
プルタブを開ける瞬間も一斉に響きわたっていました。
他にもイベントブースやショップ等も盛りだくさんの会場でした。
「三十路コン」とは? 運営の桜悠聖さんに話しを聞いてみた
先にも書きましたが三十路コンに参加できるのは三十路一年生となる
1986年4月2日~1987年4月1日に生まれたホヤホヤの三十路のみです。
んじゃ「何するの?」という疑問が湧きますよね?
そこで「三十路コン」責任者の運営スタッフ桜悠聖さんにお話を伺いました。
<三十路コン責任者の桜悠聖さんとは?>
三十路祭り代表のはるかさんと知り合いの紹介で運営に参画した悠聖さんは、
なんとバリバリ現役のホストなんです!
お仕事柄3000人以上の女性から恋愛相談を受けた実績がある悠聖さん。
新宿歌舞伎町のホストクラブ「Smappa!Group」で勤務されているなんとも良い男なんですね。
Smappa!Groupスタッフ紹介:桜悠聖
<なぜ三十路祭りで三十路コンを開催するの?>
三十路祭りの企画段階で「恋愛ブース」があがり、恋に悩んでいる三十路同士に
うまく繋がりを持ってもらいたいという想いから「三十路コン」の責任者として悠聖さんに
白羽の矢がたったのこと。
30代に突入する男女で交際相手がいないというのは、「ある種問題がある!」と
断言していたのは私・・・ではなく悠聖さんです。
どういうことかというと、「出会いがない」「いい相手がいない」という人ほど、
見た目や職業や年収等のスペックといった数値的なもので相手を判断してしまい、
相手の本質を見ようとしない傾向にあるという持論を展開していました。
そんな「問題のある三十路」には、固定概念を取っ払って半ば強制的にでも「出会い」を
提供することにより、新たな発見や繋がりが出てくることを期待して「三十路コン」を
開催するという熱い想いが伺えました。
<実際「三十路コン」て何をするの?>
以下の簡単なルールで三十路コンが進められます。
・10分間2シーターソファで会話
・相手の職業は聞かない
・必ず相手の良いところを伝える
たった3つの簡単なルールだけなんです!
誰と?という疑問が湧きますが、これは無作為に悠聖さんが参加希望の男女を
引き合わせるといった方法です。
着席する前には男性陣、女性陣にそれぞれ悠聖さんが「出会うということ」、
「異性がどう考えるか」、「固定概念は払拭する」という説法を受けてから
見ず知らずの三十路同士が引きあわされるんです。
ある種偶発的な出会いを強制的に演出するのがこの三十路コンです。
<「三十路コン」を終えるとどうなるの?>
ちょっと怪しい雰囲気での時間を過ごした後は、連絡先を交換する様子が見えたり、
会場を一緒に回り始める様子も見えました。
もちろんその場でバイバイも・・・ありましたよ〜そりゃ!
会話の内容を聞くことはしませんでしたが、終始時間が足りないといった感じで、
悠聖さんの「時間でーす!」の声に席を立つ男女が目につきました。
「三十路祭り」と「三十路コン」にかける想い
さらに運営スタッフとして来場者に向けての想いを伺ってみました。
<「三十路コン」を仕切る上で気をつける点は?>
「不安や不快なリスクをなくす!」
「出逢いをマイナスにしない」
の2点を伺えました。
先にも記したように「偶発的な出会いを強制的に演出」する「三十路コン」なので、
参加する来場者には「三十路コン」の後も1日中会場で楽しめるような配慮がされていました。
<「三十路コン」の参加者に向けてのメッセージ>
「話しかけることに臆病にならない」
「固定概念を捨てる」
この2点を意識して参加してほしいとのことでしたが、今回取材させていただいた
「三十路コン」だけでなく、私たちの日常ではもちろん、これから参加する機会があるかもしれない街コンや合コンでも当てはまる良い心がけだなと個人的
<「三十路祭り」の参加者に向けてのメッセージ>
「これまでの10年間より、これからの10年間が大きい!」
「同級生が集う機会を大切に!」
「今日の縁をこれからの繋がりに!」
出典:三十路祭りfacebook https://www.facebook.com/MISOJIMATSURI30/
ここで断言しておきましょう。
「三十路祭り」は断じて「三十路のパリピが集まるイベント」ではないということを!
悠聖さんを始め、運営スタッフの全員が真剣に「三十路」と向き合わないと
発信できない内容だと痛感しました。
「三十路祭り」と「三十路コン」の取材を通して
取材をさせていただいたのはイベントの前半だけでしたが、
取材を通して感じたことは運営陣の「熱い想い」でした。
出典:三十路祭りfacebook https://www.facebook.com/MISOJIMATSURI30/
2016年に横浜で開催されたのが最初の三十路祭りとなり、運営陣も30歳という縛りの中で前年のスタッフは総入れ替えという条件の元、半年以上かけて企画から営業まで全てを再構築した結果が運営陣の結束力となり、来場者と一緒に三十路の門出を祝おうという熱い想いに繋がり、素晴らしい「三十路祭り」が完成されたのだと感じました。
是非来年の三十路祭りは、より来場者を増やし成功して欲しいと思うと同時に、
「三十路祭りいった?」という会話が街中で耳にすることを期待しています!
書いたひと

カトウヨシアキ
彼氏にしたくない条件ベスト3、「チビ」「デブ」の2タイトルを既に獲得している2冠王。 おもコンクリエーターとして、自分の好きなことを無理やり合コンや街コンに絡めて記事を掲載していきます。